無垢材の床は合板や突板のフロアなどと比べると汚れや傷が付きやすいのがデメリットかと思いますが、木の温もりは無垢材に勝るものは無いかと思います。
耐久年数も30年以上と合板や突板のフロアの10年~15年と比べて長いですし、爪を押し付けるだけで跡が付いてしまうほどデリケートな素材ですが、少しの凹みでしたら水分を含ませるだけでも木が膨張して凹みをなおすことも出来ます。更に焦げないように濡らした布巾の上からアイロンなどで熱を加えると綺麗になりますので是非お試し下さい。
多少の傷も時が経てば味になって来ますので、あまり気にされないのが良いかと思いますが、大きく凹んでしまうと気になるかと思います。
【before】
ここまで凹んでしまうと水分や熱を加えても元には戻りませんので、充填材を埋めての補修になるのですが、無垢材は方向変色と言って見る角度によって色味が変わって見えるんです。
無垢材を拡大してよく見るとキラキラして見えませんか?
このキラキラは光の反射によるものなのですが、これにより見る角度によって色味が変わって見えます。
充填材だけではテカらせる事は出来るのですが、キラキラを再現させるのは難しいので、充填材にほんの少しパール粉を混ぜてキラキラも再現させました。
【after】
この写真に先ほど補修した2箇所があるのですが分かりますか?
拡大すると補修箇所は分かりますが、日常生活での目線では気にもならないと思います。
お施主様からも「気にならなくなったよ!」と喜んで頂けました。