仕上がった家を良くよく見ると、至る所に傷が付いています。
本来でしたら無傷での引渡しが望ましいのでしょうが、家が建つまでには沢山の職人さんが出入りしますので、無傷で1棟を仕上げるのは難しいのかと思います。
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例えばこの傷は私が見つけました。補修する個所には付箋紙が貼ってあるのですが、ここには貼っておりませんでしたので、検査の見落としか、検査後に付いてしまった傷かと思います。
この+形は多分インパクトドライバーを落としてしまったのではないかと推測します。
削るとこんな感じになります。
似た色を充填します。
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整形して艶を合わせます。
こんな感じでどんどん補修して行きます。
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これは何でしょう?何か重たい道具を落としてしまった感じですよね。
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これも何かを落として凹ませてしまったのかと思います。見た目よりも傷口は大きいです。
削るとこんな感じになります。
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黄色い付箋紙が貼っている所が補修した箇所になります。
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こちらのドアは大工さんが穴を開ける位置を間違えてしまったそうです。
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拡大すると多少の補修跡は否めませんが、通常の生活動線からでは全く気にならない感じです。
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目地から剥がれるように表面が結構めくり上がっていました。
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こちらも拡大すると、多少の補修跡は否めませんが、クローゼットの中で光もあまり当たらない箇所になりますので、ほぼ分からない仕上がりです。
このように大小はありますが、細かい傷などを入れれば、家が完成するまでに数10箇所は傷が付いてしまいます。
夢のマイホームにこんな傷が付いていたら気持ち良くお住まい出来ないかと思います。
そんな傷を、最後の仕上げとして補修業者が入り綺麗にしています。
中には補修業者を使わず、担当者が自ら補修される企業もあります。補修が上手な担当者もいらっしゃるかと思いますが、補修業者と比べたら仕上がりのクオリティは変わって来るかと思いますので、その場合には補修業者の委託を是非ご検討ください。
気持ち良くお住まい頂けるよう私も頑張ります。