ペタペタと付箋紙が貼ってあります。
この付箋紙は補修する箇所の目印です。
フローリングに建具にサッシなど多いところでは付箋紙が100箇所以上貼ってあります。
多くの企業では新築の引渡し前に、お施主様と一緒に工事の結果や出来上がりをチェック(施主検査)して、傷や不具合があればお施主様が付箋紙を貼って、その箇所を指摘し是正を求められたりします。
私も家を建てた時に、何箇所か傷や不具合など気になる箇所を見付け、付箋紙を貼りました。
施主検査の前
もしくは施主検査の後
もしくは施主検査の前と後の両方に補修業者はご依頼を頂ける事が多いです。
施主検査の時に傷が目立ちますと、お施主様も気持ち良いものではございませんので、補修業者が入るのであれば施主検査前の方が理想かなぁと私は思いますが、あえてお施主に新築でも傷が付く事を前もってお伝えし、ありのままの状態を見せてから補修をする企業もございますので、どちらが良いのかは現場監督や企業の判断になるかと思います。
話は変わりますが、ライトで照らすと傷口が良く見えます。
【before】
このように色々な角度から光を当てると傷の凹凸が良く分かりますので、傷の状態を確かめてから下地処理を行います。
最初は彫刻刀を使うのが怖かったです。傷口を広げますので。。でも、この下地処理で仕上がりが決まりますので腕の見せどころかと思います。経験の無い方は練習をしてからやらないと余計に酷くなってしまうので気を付けて下さい。
【after】
もうどこに傷があったのか分からないと思います。
他にも室内ドアのエグレ傷とか
【before】
【after】
傷は分からなくなりました。
このようなエグレ傷や凹み傷を20箇所補修させて頂き綺麗になりました。
施主検査のお話をもさせて頂きましたが、いずれにしましても引渡しの日には、お施主様に気持ち良くお住まい頂けますよう頑張ります。